- 開催日:〜
- 場所:第1会場(熊本市⺠会館、大ホール)
概要:
PHR協会では、PHR、(PersonalHealthRecords)の目的を「個人の健康・医療・介護データなど を総合的に管理し、長期間、経時的に参照することにより、個人の健康増進や疾病の予防・管理・治療などを通して、個人の健康増進を図ること」を目的とし、これを管理するシステム全体をPHRと定義している。
PHRの収集・蓄積とその活用が個人の健康管理に有意義であることは大方の一致するところであるが、そのシステムの構築コストに見合った活用の有効性については、十分な議論がなされないまま、長い年月が流れている。近年、国からもPHRの創設による健康管理が「データヘルス改革計画」などにより、推進されつつあるが、それら国の施策も念頭に置きつつ、実名・匿名化・健康づくりの3種のPHRの利活用の汎用化・広範化とその有効性への考え方を、実績面や将来性を含み、議論する。最後に、今大会から医療情報学会の学会⻑に就任される中島直樹先生に、11年の永きにわたり、継続されてきた「カルナプロジェクト」による糖尿病の疾病管理について昨年度までのAMED研究事業を踏まえた内容とデータヘルス改革計画(PHR)への継続性の観点から、お話しいただきました。
プログラム
- テーマ:「健康づくりに貢献するPHR」の流通・活用戦略の課題とその対応
- 主催 (一社)日本PHR協会
- 座⻑ 鈴木淳夫・MEDIS (PHR協会個人会員)
- 代表理事 織田進 福岡県産業保健総合支援センター
「なぜ、今PHRなのか?」
(織田進代表理事 資料)
- 理事 安藤裕 埼玉県メデイカルセンター
「PHRのめざすもの −PHR協会による定義−」
(安藤裕理事 資料) - 理事 大神明 産業医科大学
「PHRとiPHR」
(大神理事 資料) - 理事 森口修逸・(株)エム・ピー・オー
「1.健康づくりPHRとトータルPHRの技術的仕組み(試案)」
「2.法的/社会的動向 -特に匿名化とプライバシー評価-」
(森口:本文)
- 鈴木淳夫様(MEDIS:PHR協会個人会員)
「PHRとビジネスモデル」
(鈴木淳夫様 資料) - (特別講演)中島直樹先生 九州大学病院 MIC
「PHRの命「継続性」 −ビジネスモデルと標準化ー」
(中島直樹先生資料)
参考記事:
日経xTECH(クロステック)
「パーソナルヘルスレコードを集める仕組みをどうビジネス化する?」